zetuboutohikariのブログ

鬱の彼女と僕

この世界のどこかで

本当に地獄があるなら

地獄の業火とはこの事だろう


激しい衝動はないが、

繰り返される悲しみと苦しみ


普通もない平日が戻ってきた

この一週間仕事に行き、食べて寝て

ひたすらチリチリ痛む炎に焼かれて


ただ慣れてきた

だから段々と日常を取り戻しつつある

だけど、気づいたら探している

スズメのひびきを


もう死ぬのは理解した

限界だったんだよな

もっと幸せにしたかった

もっと一緒に歩きたかった

けど仕方ない


だけど

せめてあと一言話したい

会って抱きしめたい

彼女の温もりを感じたい

ありがとう、愛してると伝えたい


僕は彼女を探している

わかっちゃいるけど

いないってさ


だから彼女と良く来た海に

今1人佇む

暗闇の海に浮かぶ想い出の日々

胸に抱えきれない


とうに枯れたはずの涙も

今は止まらない


会いたい

この世界のどこかで

悲しみの先

今日の朝、耐えられない孤独感がやってきた



彼女がこの世にいないと悟った時

彼女の亡骸を見た時

ポカンと空いた部屋を見た時

その時は全然レベルが違った



この2日かなり休んだ

お陰で脳が落ち着いたのだろうか

それとも彼女の霊を感じなくなったからだろうか

如何せん、もう後を追う事で頭が満たされてしまった



その時、彼女と親密だった方から電話がかかってきた

凄く励まされて泣けてきた、そしてフッと体が軽くなった

僕は彼女に見守られている、また感じた



この一週間、そんな経験ばかりだ

自責、孤独、悲壮、後悔

色々な感情が僕を襲う

だけどその時に何故か僕は幸運な偶然に救われる



まだまだ彼女を共に生きて行こうと思うには時間がかかるだろう

だけど彼女を愛し切った自分と

今も感じる彼女の愛を信じて

僕は地平線しか見えない草原を、一歩歩いてみようかと思った



だって世界はこんなにも美しいと感じるから

彼女が哀しくも散った命が

この世界の大切さを教えてくれたから



だから一歩、歩いてみよう

彼女の分まで

悲しみ絶望と

スズメのひびきはこの世にはいなかった


見つかってからもう4日

忙しく過ごしているうちにそんなに経っていた


後悔、悲しみ、喪失感、怒り、平穏

まるで今日本州を縦断した台風の様に目まぐるしく感情が変化する


自殺って本当不幸な死に方だ

彼女は僕に何回も誤ってくる

そんな彼女を責めれない、けどやりきれない


光は見えない

まずは休むか